吹き荒れる嵐と人生の標語
……駄目だよアリアちゃん。どんな事情があるか知らないけれど、こんな人たちとつき合っちゃあ。
リナ＝インバースが感染したらどうするんだい？
（ディラール／スレイヤーズ(11)クリムゾンの妄執）
〜普通の村娘さんにかける忠告の言葉
うがい手洗いをしっかりやれば、きっと大丈夫です
無関係な他人を盾にしようとするな、アホ
マジっすか？
いや、この人、マジで言ってるな？ 絶対ヤバいよ、普通じゃねえ……
（ザイロ＆ツァーヴ／勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録(2)）
〜いろいろタイプの違った無法者の揃った部隊で我を通す勇者の人
全員自分の感覚がノーマルだと思っているが、他人のやりかたを力づくでおしつけたりおしつけられたりすることに抵抗がないので
案外うまくやれている
私ならここにあるものを司法制度とは呼びません。言うなれば、これは競りです。
（エルズペス／MTG ニューカペナの街角「堕落した廷臣」）
〜社会のルールに対する来訪者の感想
ちゃんとした社会から来たんだろうなぁ
後で兄に……場合によっては姉に連絡しよう。
事が大きくなるから、あまり相談したくはないけれど……あ、やっぱ駄目だ。
ちょっと想像したら＜月世の会＞の本部ビルが折れる光景が見えた。やめよう。
あの化生はともかく他の人にまで被害が出るのは後味悪い。
（椋鳥玲二／インフィニット・デンドログラム(6) ＜月世の会＞）
〜困ったことになったので家族を頼ろうとする主人公
人外に囲まれて育ってはいるが、考え方はまっとうなので無茶苦茶は避けるタイプ
自分自身の行動を除いてだが
ゆえに、願う
なにも見逃されるな。異人の顔、声、町並み、道ばたに落ちている塵芥まですべてを記憶してこられよ。これは、亜米利加に行けぬすべての学者たちの望み
（大槻磐渓／竜は動かず 奥羽越列藩同盟顛末 万里波濤編）
〜洋行する主人公へ期待を載せる先輩学者
そういわれて、いろいろ経験して帰って来たのだけど
ざんねん、仙台藩士でした
お二人とも
わたくしが誰なのかお忘れですの？
わたくしは《超人医師》神崎桂音
健康な人間以外は死人だって逃がしませんわ
（神崎桂音／超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです![コミック版]）
〜人外医者の気合の入ったスタンス
こだわりのつよいところはあるが仲間に置いておくと便利な人材である
ネコもいたよ
（チェンソーマン／チェンソーマン）
〜つきつけられたトロッコ問題への回答
学生１人とジジババ５人とネコじゃあしょうがないな
流動石に触れたファイレクシアの潜伏工作員は見破られるという噂は、主にファイレクシアの潜伏工作員によって広められた。
（―／MTG 団結のドミナリア「流動石の注入」）
〜敵対者によって広められる狡猾なデマ
市民の不安によりそっているあたりタチが悪い
『チャージしろ』って言ったらこういうことになるとは思わなかった。だが気合いは認める！
（戦闘魔道士の隊長、バルモア／MTG 団結のドミナリア「静電式歩兵」）
〜大ざっぱな命令が想定はしなかったが結果オーライな成果を導いたときに
次から気を付けよう
大変お耳に入れにくいことなのですが、陛下のご責任でございます
（シュトライト／銀河英雄伝説列伝〈1〉晴れあがる銀河「竜神滝の皇帝陛下」）
〜至高の権力者に対する辛辣なツッコミ
普通はあんまりできることじゃないが、この権力者こういうツッコミをされるのが好きなタイプなので
ご主人様に新しい部品あげるだ。じゃないとボクも部品で出来ていると思われるだ。
（―／MTG イニストラード：真夜中の狩り「材料収集家」）
〜ご主人様のために働く助手
勤勉に働く理由としては十分である
もちろんできてる、頭の中にね
（神山飛羽真／仮面ライダーセイバー）
〜締め切りを前に自信満々な小説家
それをさっさとアウトプットせいと首を絞めてくるタイプの編集者でなくてよかったとしか
自分に乗る人間を見つけた。馬の気持ちを言葉で言えば、そういうものなのかもしれない。こういう光景を皇甫端は滅多に見たことがなかった。
（皇甫端／水滸伝[北方健三]）
〜次世代リーダーの大器をお馬さん視点で見つけたお馬さん担当者
スペックが高いのは間違いなさそうなのだが、これをリーダーにしてなにもかもうまくいくかというとそれはまた別の話である
これでは守成どころか、草創もまだまだじゃの
（徳川家康／家康の遠き道）
〜二条城会見の後でしみじみと述懐
重い荷を背負って登る坂が長いこと長いこと
でもめげない、狸親父だから
てめぇ！ 息子の前で何言ってんだ！
でもこれは下ネタじゃないわよ！
下ネタだろうが！
違うわ！ ハルくんが生まれるきっかけとなった――
（霜村美礼＆春馬／母親がエロラノベ大賞受賞して人生詰んだ せめて息子のラブコメにまざらないでください）
〜母親のペンネームが「種付けプレス」だったときに
普通の夫婦生活でやるんすか、種付けプレス……
まず、一杯を空けられい。そのうえにてご返答をいたそう
（山内容堂／荒ぶる波濤 坂本龍馬と陸奥宗光の青春）
〜酔鯨公らしい度量の見せ方
下戸に人権はないらしい
気持ち悪いゴブリン達に性的なヒドイことされる前に逃げられてよかったけど、ここはどこ？ きっと森の奥深くなんだわ、人間から逃れるためにっ！ だってゴブリンって人間にいやらしいことして子供産ませたりしそうですもん、ひどいビジュアルの顔だったしっ！ 間違いないわ、絶対にそうよっ！ 捕まったら、またあそこに連れていかれて今度こそ卑猥で惨たらしいことをされちゃう！ もっと遠くに逃げなきゃっ！
（ムツキ／地方騎士ハンスの受難(3))
〜異世界チート転生のファーストコンタクトがゴブリンだった女子の思考
当のゴブリンからするとひどいいいがかりなのだが、まぁ転生直後でその世界のシリアスレベルとかわからんのでこれはしょうがないかも
でも人間と出会ったときはその暴走思考はほどほどにしような
なんで私が本当のこと言うと思うんですか。ザイロくん、絶対怒るじゃないですか
（ベネティム／勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録）
〜口先だけで世を渡ってる勇者の人の理由になってない理由
怒っても反省しないし殴っても反省しないのでもうどうにもならない
練さんには多分嫌いな人がいない
拒否ができないのではなく拒否をしない
問題を抱えた人でさえ
その素直さで良くも悪くも人に爪痕を残してしまう
各々の心の中に練さんが存在して
自分の所有物のように練さんに執着する
（小田切学／少女ファイト）
〜同世代のおばけヒロインに対する分析
自分も執着している一人ではあるのだけどそれはそれとして分析もするし
改善できるようなものでもないので俯瞰して放置もする
頼朝は決して、動じぬ性格ではない。しかし、動じぬ「ふり」をするのはうまかった。間近でそんな頼朝を見ていた義時は、その巧みさにこそ頼朝治世の秘密があると考えたが、義時が目の当たりにした頼朝の実像は、下文からでは伝わらない。
（―／北条義時 我、鎌倉にて天運を待つ）
〜上に立つ者のありかたを身近で学んだ後継者
文章に残してくれなかったので直系は苦労したみたいですが
まろにも、それはわからぬ
法性寺関白も、左府も、武門の者どもを走狗としか見ていない。所領と権益を与えれば、いかようにも手なずけられると思っているのだ。だが、それ以上のものを求めてくればどうするつもりなのか
（近衛帝／悪左府の女）
〜平安末期の時代の変遷に危機感を覚えるえらいひと
危機感を覚えるが覚える以上のことはできなかった模様
わたしは待っているの、お迎えを
でももう来てくれないかもしれない
（サキ／ウルトラマンティガ第9話「怪獣を待つ少女」）
〜ビーコンが海に沈んでしまい困っている宇宙人少女
ムカエハマダカ
財宝を見つけるのに海図は必要ねぇ
（−／MTG 統率者レジェンズ「船殻破り」）
〜海で確実に財宝がある場所を襲う海賊
相手には嫌われそうだが知ったことでは
ただの冒険野郎に戻れるといいよね
好きになれないから、あの感触は
（五代雄介／仮面ライダークウガ）
〜本来、苦手としているはずの拳をふるう戦いを
意に染まずやっているヒーローの気持ち
みーみーみー
ダップ、人間をなだめるときはみーじゃなくてまーよ
（志乃原菜摘／激走戦隊カーレンジャー）
〜あんまりチーキュの文化を正しく理解していない宇宙人の言動
こーゆー人になだめられてもなだまるものでなく
うちのおでんと同じさ
あの子の体にはすみずみまで、うちのつゆの味がしみ込んでるんだよ
（おばあちゃん／仮面ライダーディケイド）
〜生まれより育ちで孫娘っぽい何かをあたたかく見守るおばぁちゃん
お互いがお互いを思っているのであれば、種族の違いとかは些細なことである
そちらに１つ。こちらに１つ。公明正大ではないか？
（隠された手、ケシス／MTG 基本セット2020「対称な対応」）
〜公平を標榜するひどい取引
だいたい持ち掛けるほうに有利になるよう設定がされている
空が穏やかでカモメがいませんように。
（メレティスの祈りの言葉／MTG「テーロス還魂記」鬱陶しいカモメ）
〜魚を捕りに行く漁師の願い
わりと両立しそうな気がしない
――大丈夫だ。心のきれいなお人だ。
この少年なら、充分に配慮して補佐しさえすれば、立派な国主に成長してくれることも夢ではない、と思った。
（長尾為景／上杉謙信(志木沢郁)）
〜若者の将来を計って
確かに心はきれいだし、能力は高いのだが、とんでもなく困った性格をしていたのは誤算であった
早くに見抜けていればもう少しなんとかなったかもしれないが多分ならなかったにちがいない
ようこそ、数馬。そなたはこちら側に来た
（本多政長／百万石の留守居役）
〜いろいろ試練をあたえつつ育てた政務役が、一つ壁を越えたことを認める大先達
どのへんがポイントだったのかよくわからなんかったが、まぁ彼ほどの人物が言うならそうなのだろう
小原家は他紋衆よ、大友の歴史を見るに、力を持ちすぎた他紋衆は必ず滅んでおる。他紋衆が同紋衆をしのぐ力を持ってはならぬのじゃ。わしはすでに肥後の太守にまで昇りつめてしもうた。なりとうて、なったわけではないがな
（小原鑑元／大友落月記）
〜将来の粛清の予感を感じる外様大勢力
男らしくて格好いいが、破滅を回避する努力を頑張ったような形跡はない
そんなのを抱えて小揺るぎもしない大友パワーはたいしたものなのだが
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