悪人には休息はないが、勤め人には休息をということで平日に年休を消化して、ひさびさの公式戦ＤＣＩセンターのドラフトに参加してきた。
レギュレーションはＭＭ×２＋ＮＥの現在最も一般的な制限環境。３２人参加で４卓成立する盛況なドラフトであった。

１パック目の初手、目に付いたのは「高潮のクラーケン」と「蜘蛛糸の鎧」、ここはクラーケン確定だろうと決め打って２手目に有刺障壁、これで青は確定。２色目は石膏の壁とチョ＝マノの祝福を抑えた白か、蛆虫療法の黒か。ここでレベルの流れが非常に良くないと感じられていたので白はライバルが多いのかもしれないとは感じていた。
２パック目初手、「駆り立てられたウンパス」「鼻を鳴らすガー」「有角トロ−ル」と緑の優秀なクリーチャーが勢揃いしていたが、緑はすでに捨てていたのでこれら全てを止められる「革命家チョ＝マノ」を選択。その後黒と赤で平均点以上のものが全く流れてこないことからデッキは青白の様相を呈して来た……のだがなんで青の飛行も流れてこない。後で知ったのだがこのとき左側のプレイヤーが「超越者」を引いて青に転向していたらしい……ってそんなの読めるかぁ。
３パック目、ここまでそこそこのものは引いているのだがとにかく飛行と除去が薄い青白でそれはないだろと思ったら「天使の好意」。優秀な飛行除去として抑えておくと2手目、３手目と続けて流れてくる。

最終的に完成したデッキは以下の通り。相変わらず1/3飛行が取れない病を発動していてクリーチャーがいまいち優秀でないが防御力はある。

島×９ 平地×８
高潮のクラーケン
流路の海蛇
革命家チョ＝マノ
有刺障壁
さまよう眼
風船の行商人×２
石膏の壁
ルートウォーターの猛士
誠実な証人
志願新兵×２
ド弓歩兵

フグのエキス
天使の好意×３
ベルベイの鎧
ぐらつき
交易路
チョ＝マノの祝福
口輪
不可侵

１戦目 黒赤 勝ち

こないだドラフトしたときも同じ卓だったおぢさん。私のデュエル経験上多分最年長……いや見た目だけで年齢はあんまり判断できないが。
黒い鳥を複数擁し、切り札は堕ちたるものヴォルラスとデッキパワーはあったのだが、若干中堅クラスが足りなかったのか2/2相手に戦線を支えきれず。若干、プレイミスと思われる行動もあり、例えば戦場の恐鳥を天使の好意×２でブロック、バンプしても７点だと思ったらマナをタップし始めて手札から黒いカードを１枚。しまった殺しかと思ったら出てきたのは霊魂切断……ソーサリーっす、それ。

２戦目 緑赤白 負け
好き放題流した緑の大型が群れをなしているデッキ。やっぱり攻撃には役に立たない流路の海蛇と石膏の壁、そして革命家チョ＝マノが必死に防御するも有刺障壁が焼かれて攻め手がゼロ。相手の土地をサクって+1/+1するエンチャントに苦しめられながら、クラーケンを待って耐えたが、脹れきったウンパスがドカーンと破裂して昇天する。
ところで普段内輪のデュエルではけっこういーかげんに処理しているのだが、実は溶岩獣の能力使用は３つのステップに別れている……らしい。まず溶岩獣の能力を使用することを宣言。次に能力の対象を指定、そして能力の対象にダメージを移し替えるかどうかを選択ということらしくうっかり２番目のステップでリダイレクト対象にされたクリーチャーに軽減の壁を貼ってしまった私はむざむざブロッカーを殺されてしまった。しっかりダメージをスタックに載せてから壁を貼れば良かったということで一つ勉強になっただわさ。

３戦目 白緑 負け

ここにいたのかレベリオン（ビデオ戦士）。
赤いのと黒いの、プロテクションの飛行がゾロゾロといる。まぁこれ自体は有刺障壁もあるし天使の好意でも潰せるしと楽観していたのだが、攻撃にこないクリーチャーを潰す手段が無いので副長が始末できない。ゾロゾロならぶ軍団にお互い口輪と不可侵、チョ＝マノの祝福を張り合うい訳が分からなくなってきた頃、召喚されたのは突風売り。飛ばせて落したらライフが尽きた（逝）


最終結果は１勝２敗で７位。ふがいない部分はあるが、たまに外でドラフトをするといろいろ勉強になるであるな。