臨界事故の余震は今日も続く。

最初に放射線を浴びた作業員の被ばくは洒落にならないレベルに来ているようで、十中八九助からないであろうと予測している。

冷却材の軽水（単なる水を差す原子力用語）が反射材になっているらしく、もともと炉心でもなんでもないところが炉心化してしまっているようであり洒落にならないことこのうえない。

民法報道や住民の反応には過剰な部分もあるのだが、当局の情報の開示がうまくいっていないのと難解な原子力用語をコメンテーターがさらにわけわかめにしているのが最大の要因だろう。

今回の事件、下手な対応をすると日本の原子力産業自体崩壊しかねない懸念があるのだが、どうもかなりあぶなそうである。

土下座してどうにかなる状況はとうに過ぎ去っているのだが。

１０／２

今日はＭＴＧの日ということで、下目黒住区センターの定例会へ出かける。

プレリリースに出ていた笹さんやどらんぶいさん（優勝！）の持ってきたメルカディアンマスク（略してM.E.M)のカードをみながらあーだこーだと談義っているとなんだかスリムな人がやってくる、誰だろうと思いきや日本語の会のイリヤさんであった。日本語の会は関東ギャザＰＡＴＩＯ同様Ｎｉｆｔｙを発祥とするＭＴＧのチームであり、非セメント系の全国的組織である。

がっちり賢くなるより、熱い大きなバカになれというのはなつかしのラムネ＆４０だが、今回のドラフトもそんな感じであった。

おそらく最後になるであろうウルザブロックのドラフト戦、私はタイムリミットのため参加できなかったのだが例によって後ろで見ているとなかなかもって楽しい状態になっていた。

ドラフトでセラのアバターは熱いカードではあるが、賢明に考えると重過ぎる上数多くいる再生クリーチャーを突破できないので最高クラスにはなり得ない。

同様にアルゴスのワームは安全に出せる状態を構築できず、人もどきの天井知らずに上がるパワーも魅力に欠ける。ましてディスティニーまで来て貪欲なドラゴンを取ったとして戦力になるアーティファクトがいかほど集められるのか。

そんな賢明な判断をする人間が周りに集まっていたのか、このそうそうたるメンバーがすべて裏騎士くんの元に集結した結末に、思わず頭が痛くなる。しかも再誕のパターンと猟場番までいたのだから何をいわんや。私の見ていたデュエルでは鬼のような回転をしてこれらの大怪獣が全部場に並ぶ惨状が実現しており相手が気の毒になるようなならないような。

私はここでフェイズアウトしたのだが、結果はどうなったのだろうか。

野球観戦は中日横浜戦。

先日優勝が決まった中日ではあるが、キャッチャー以外ほぼベストメンバーを揃え、ファンも３塁側スタンドから内野席までぎっしりと熱い魂を感じさせる状況。１回、いきなり燃える恐竜打線が横浜先発の三浦に襲いかかり、取りも取ったり打者一巡の５得点におもわずビールを注文したらサントリーを捕まえてしまいちょっと失敗。モルツはＣＭがカンに触るからあまり飲みたくないのだがと思いつつフレンチドックを食べていると１点返した２回、事もあろうに三浦がスリーランホームランをかっとばす。

この後は、なんとか立ち直って２回以降パーフェクトピッチング、逆に川上がボロボロでマシンガン打線の連打を浴びて１９安打１５得点をとられていた。

帰りの道すがら２回以降から球場にきたらしい中日ファンの2人組がしきりにつまんなかったつまんなかった言っていたが、非常にごもっともである。しかしこれだけきっぱり負けると後には残らないだろう。

１０／３

2251ヒット

東海村の臨界事故から数日がすぎた。

原因はというと、どうやら会社ぐるみで安全基準を無視していたようで、多少なりとも原子炉の安全設計に関わったことのある人間としてはかんべんしてくれといいたくなるような原因である。人間が安全基準を無視するのを止めるのは不可能ではないのだがかなり難儀なことであるし、こんなことをされては物理的に起こりうるギリギリまで安全限界を設定している人間の立つ瀬がない。

メルカディアンマスクが出ているらしいので横浜のトライソフトに買いに行く。

とりあえずということで１ＢＯＸ買ったのだが、社会人風ＢＯＸ買いに挟まれて中学生らしい子供2，3人が一人１パックずつ購入していたのがなんだか昔をみるようで微笑ましかった。私も始めた頃は１０パック買うのも清水の舞台から空を飛ぶぴかちるのような心持ちだったのだが、いつのまにこんなになってしまったのであろう。

帰ってパック剥きを始めるがやはり欲しいレアどころかアンコモンも揃わず、スクイーも新生不毛の大地も再生傭兵も引かなかったのでForumに予約している次の１BOXに期待をかけることとする。

１０／４

横浜ローズ内野手の残留が決定

いろいろごたごたあったが、佐々木が大リーグ行くことで５億が浮く予定でありなんとかローズを含めFA選手などとの契約ができるようになったと思われる。

貧乏球団はいろいろとやりくりが大切なのである。

これであとは計算できる先発投手の出物があればいいのだが、巨人がいろいろ狙っているらしくなかなか難しそうではある。

１０／５

歯が痛い……というか歯が痛いが極まって頭が痛くなって来た。

そんなにひどく痛いわけではないのだが、継続してちくちく痛むというのもなかなか気が滅入る状態である。

いいかげん歯医者にいかないといけないのだろうが、平日は仕事でどうにもならんし休日は歯医者がやってない。

さてどうしたもんだろうかと思いつつ「DEEP」のエンディングをほぼ制覇、イベントにいくつか取りこぼしはあるがハッピー系のエンディングは全て抑えたのでよしとする。全員のパラメータが規定値を越えないといけないということで、最後は詰め将棋のようにコマンドを選択していったがその苦労の割にエンド１（３人エンド）はあっけなかった。

１０／６

メルカディアンマスクのカードをとりあえず１BOX買ったが、全然カードが揃わずデッキができないのでもう少し買い足すかもしれない。 WIZZ国民投票で人気のデルリッチも私的にはあまりクるものがない……

とりあえず、こないだシャレで作った復活の大イモムシデッキでも磨くとするかな

昨日買いのがした週刊ベースボールを買って帰宅。水道橋公聴委員会はそろそろネタ的にマンネリになってきた気がする。

しかしあれだけ募集しておいて、半ページというGAMEぎゃざの小箱のヘナヘナっぷりにくらべればまだマシといったところか。

料理をする余裕がないので買ってきた弁当を食して寝る。

冷蔵庫の中で玉子残り４個がプレッシャーをかけてくるが、ツルピカ７は負けたりしない。ウルトラ増毛でパワーアップしたから（謎）

１０／７

本屋へ行くと神田さんのＨＰで紹介されていた「『買ってはいけない』は買ってはいけない」があった。なんとなく気が向いたので購入してみたがなかなか面白い。私は実のところこの本の反証相手である「買ってはいけない」を読んだことがないのだが、純粋に読み物としてもなかなか論理が理解しやすく整理されていて面白かった。

基本的に私はこーゆー評論や意見を読んだり聞いたりするのは好きなほうであり、「歴史と視点」とか「帰ってきた帰ってきたウルトラマン」とか「この眼鏡っ娘がすごい！」とか「たかが信長されど信長」とか内容に共感するかどうかは別として、よくできている評論／意見は何度も読み返している。

まぁ評論にもいろいろあって、内輪に閉じた意見をこねくり回しているのやら、自分の意見に固執しすぎてあからさまに視野が狭くなっているもの、さらには自分の正当性を論じるあまりその論理に反する相手をヒステリックに批判しているものなんかもあることにはあるのだが、それはそれで自分が直接迷惑を被らない限りにおいてはおおむね見て聞いてうなづいていられる。

こーゆー評論を読んで、自分自身の論理の構築・表現に役立てられると非常に良いのだが、それはやっぱり一朝一夕にできることではないみたいである。

１０／８

今日は会社が本来休みのところを出勤する予定であったが、午前だけ休んで歯医者に行ってみる。１年ちょい前に引越ししてから初めての歯医者なので、ヤブかうまいかもよくわからないが、手近なところで朝早くからやっているところを見つけて飛び込みで行ってみる。 例の痛かったところだが、どうも金属をかぶせた横から虫歯が進行していたらしい。歯磨きが不十分だったのか、金属がよくなじんでいなかったのか。まぁ多分両方であろう。

金属を引っこ抜いた後で、虫歯の部分を削って新しくかぶせる金属の型をとった。

とりあえずあとは１週間後ということなのだが、なんだかこの医者削るのがやたら痛くて非常にまいった。どうもヤブのおそれが強いような気がするのだが、前に通っていたやたら看護婦（歯科助手？）に対する態度の悪い歯医者よりはよっぽどイイ感じではあったのである。

午前半休で時間が余ったのでそのまま横浜へ出て、ＭＭ（メルカディアンマスクス）のシングルカードを買いにイエローサブマリンへ行った。

どうもＭＭは魅力のあるカードが少なく、あまりパック買いに燃えないのでシングル買いへ走る、といっても買ったのは実力未知数の「堕落した役人」とお笑いカードの実力者「猿の籠」みたいな安いのだけではあるが。

その後まんがの森を眺めて出社、ヨドバシカメラにも行きたかったが時間が無かったのとこれ以上鞄の中身が怪しくなるのを避けたかったので今回はパスとする。

１０／９

今日はＭＴＧの日ということでForumへ行く。

と、その前に秋葉へちょっと寄って同人、や単行本を何冊か仕入れておく。

旧ログインなテイストが多少うっとうしくも懐かしい「処ログ」基本的にほのぼの系ながらやることはしっかりやっている「るりるり」の新刊、あとは読んでいてもさっぱりルールはわからないがなんとなく雰囲気は伝わる「ヒカルの碁」と、漫画を描けば上手いのだがあんまりどうにもどっちらけるきらいのある「あきよしよしあき」などなど。

Forumは最近環境的にはあまりよくなく、内輪的には場所を変えようかという話もあがっていたのだが特に良い代案も見つからないので現状のままずるずると行っている。多少常連が騒がしいのは、結局どっちもどっちであるから我慢できる範囲ではあるのだが、６卓の席と４卓の席しか使えないのでは恒例のドラフトがやりにくくてしょうがないのである。

さて今日はいきなりであるがＭＭのドラフトに走ってみた。初手でとったTwo-Headed Dragonが全然出てこず非常にさみしい思いをするが致命的なエンチャントにあたらなかったせいもあってなんとか優勝できた。万能バリスタ強し。

１０／１０

天魔がラーヴァナなら乱馬は1/2である。

と、３度目にはお約束のボケをかましていると当の「コミック小天魔」が３号で休刊になってしまっていた。

平綴じ新創刊から買い出して３号目、今まではちょっとクオリィティが先発平綴じＡ４組と比較して一枚落ちるかと思っていたが、３号目にして強力なテコ入れの効果かいままでにないデキを見せていたと思った矢先の休刊だけに残念なり。

やはり雑誌のカラーがいまいち見えていなかったのが敗因だろうか。

１０／１１

今日はＭＴＧの日ということで下目黒住区センターに集まる。

ＭＭのシールド戦をするということで懐かしい顔を含めけっこうな人数が集まった本日であるが、とりあえずＭＭ入りデッキでフリープレイを楽しんだ。

ＭＭ入りで作ったコントロール系黒はイリヤさんのウェザーシード・ツリーフォーク＆怨恨デッキに全く歯が立たない。再生の堕落した役人はタフネス１で壁にならないし、撲滅を全抜きして霊魂喪失に変えたのも失敗だったらしい。とりあえず出直しであるかな。

シールドでは、赤で微震、雷音、突きが各２枚ずつ。フォニッシャーになる「戦いの連打」もあって赤が決定、クリーチャー性能から白と黒をサブにデッキを組んで見たところ、全部で生物が８体かいないことが判明。実は赤にはクリーチャーが１匹しかいなかったのだ。

これではデッキにならんということで泣く泣く赤をカット、飛行クリーチャーの充実した青を加えデッキを完成させる。

緒戦、二戦目とイイ感じデッキが回りこれは狙えるかと思ったが突如エンドカード引かない病を発症。タフネスの低い陣営をあっさりと押し切られ結局２勝２敗の成績に終わってしまった。

明日は仕事な人間が専らだったので、今日は飲みには走らず食事して帰宅。

１０／１２

８日に詰めた歯のセメントが翌日より少しずつポロポロと取れていってなんかやばいなと思っていたら、本日完全に脱落。神経は露出していないが削った歯が力の限りむき出しになっているのでしみてしみて食事もろくにできない状態である。

とりあえず歯医者に電話して明日再びセメントを入れてもらうこととする。

明日も忙しいのだがしょうがないのでフレックス１１時出勤、残業しないとまず仕事が片付かないところではあるが明日は定時日のうえ同期の送別会があるので物理的に不可能なのである。

さて今日も会社で上司との間に納得のいくこといかないこといろいろあったのであるが、その中でちょっと考えてみたい言葉が有った。 かいつまんで言うともっとナチュラルにしろとの事なのだが、ナチュラルって何だろう。

ナチュラルといえば「身も心も」であるが、「人間性をナチュラルにするべき」というのは「女の子はすっぴんがいい」というのにもにてある意味正論だけど無意味でもあると私は考えている。

今、ある程度の論理は書けるのだが、経験的にイキオイで文章を書くとあまり論理が整理されないので、この言葉については一晩くらい練ってみたい。

１０／１３

会社の同期の人間が退職するということで、今日は課の飲み会。

残念ながら仕事が煮詰っているので、一時会で帰宅する。

１０／１４

難しいものを難しくしか言えないのは技術者としてのスキルが足りないのだと言う趣旨の台詞をいただく。

そう言われてはああそうですかいと言いたいところなのではあるが、そうとばかり言っているのも芸がないので少し対抗してみる。

とりあえずは説明しにくいことこのうえないので、全然説明していないＭＴＧとはなんぞやについて少し簡単な言い方を考えてみるかな。

そう考えつつ日が暮れる日々。

で、考えてみた。

「MTG(マジック・ザ・ギャザリング）は１対１で戦う、構築型のカードゲームです。

お互いのプレイヤーは既存のカードセットの中から自ら選んだ６０枚以上のカードを準備してゲームを行います。

この用意したカードが自分の山札となり、最初７枚、後はお互い交互に１枚ずつ山札から引いていく手札を使って２０点ある相手の生命点を先に全部削りきったプレイヤーが勝利します。

公式戦で使用できるカードセットは全部で数万枚にのぼり、多彩なゲーム環境を維持しています」

と仮に作ってみたが

素人にわかるように説明するとなるとこんなものだろうか。

なかなか難しいものである。

１０／１５

先日の飲み会で一旦ナチュラルについての考察はリセットされていたのだが、今日もまたプレゼンテーションのレヴューでナチュラルなるコメントをゲットしたので考えてみた。

２度目に言われてやっとわかったのだが、ウチの課長が言うところのナチュラルはやはり言葉の意味通りのナチュラルを指さないらしい。

ナチュラルというと本来はありのまま、自然体、好き勝手と言う意味合いが強い単語である。

愛が欲しければ誤解を恐れずに、ありのままの自分を太陽に晒すのだと某超人機も高らかにうたってはいたが、結局ののとこありのままの超人機はぼくは生まれてきてよかったと主張しつつも人間社会から姿を消した。それから数年、紫色の特捜ロボが人とロボットの垣根を越えるがこれは希な例であり、やはり世の中は機械人形のありのままを受け入れる状態に放っていない。

話が逸れたが、人間が社会生活をする動物である以上、決して無為自然な自分ではありえない。人との付き合いが発生すればそこには妥協があり、作為が生じる。これは別に意図的に行うことではなしに、うまく人と付き合っていこうと思えばある程度我を張ることを遠慮したり、相手の期待に答えようとしたりするのはよくあることである。

つまるところ人は所詮ナチュラルではいられない動物である。

ナチュラルでいられないがゆえに人はナチュラルを求め、男の幻想のようなすっぴん至上主義がはびこり、管理野球は嫌われて、京都の納豆組合は遺伝子組み替え大豆を使わない宣言を掲げるのであろうか。

そんな中、人間の欲と社会の要請の妥協点として生まれるのがナチュラルににてナチュラルにあらざる、似非ナチュラルである。

カニマヨネーズのおにぎりに入っているのがカニ風味かまぼこだとしても人はカニを食べたように幸せになれるように、本当のナチュラルじゃないけれど受け取る側から見るとナチュラルに見えなくもない作為。

真にナチュラルであれというような机上の空論には鼻で笑うしかないが、似非ナチュラルなら話しは分かる。私のプレゼンテーションでは妙なオーバーアクションが目立つらしい。これは実際のところ私にとってナチュラルすぎるくらいナチュラルなアクションなのだが、他人の目から見るとそう見えない部分があるらしい。これを改めて本当のナチュラルではないけれど、ナチュラルっぽく見える自然なプレゼンテーションを心がけろとのアドバイス、２度目にしてやっと心に届いた次第である。

届くの遅すぎ（逝）