ゲームレヴュー「LUVLLATIO*MANIAX」

けっこうなお手前で

評価：★★★★★

★概要

主人公はフェラチオにしか興味の持てない、ちょっと変態な男の子。
美しい義母や、ナマイキだが可愛い義妹のくちびるに
禁じられた欲望をつのらせる毎日……。
そんなある日、行きつけのフェラチオ専門アダルトホームページ
≪ＬＵＶＬＬＡＴＩＯ≫の管理者・Ｐ２からメールが届く。
「待たせたね兄弟、素晴らしき宴の始まりだ！」
偏執的な性癖を満たすべく、主人公の状況は転換する。
清楚な深層の令嬢や、コスプレマニア娘や
高飛車でエッチ好きの金髪コギャルや
学園生活をともにするクラスメイトの美少女の口唇を
徹底的に犯し、貫き、汚し抜くのだ！

(Another Room)

人呼んでフェラチオ専門ノベル。
その名に恥じずエンディングを除いて全てのＨシーンが口のみという壮絶な潔さを誇る素晴らしいゲームです。
台詞回しがかなりキているのが特性

★システム

画面全体を文字表示域にする標準的なADVで、順番自由の４人×３回の陵辱（？）をこなした時点で最後のイベントが発生。このイベントに対する対応と、陵辱以外の自由行動時間で誰に多く会っていたかでエンディングが決まります。
変にはまらない限りフルコンプはそう難しくはないでしょう。
メッセージスキップ、回想モード完備。動作はかなり軽快です。

★キャラクター

鈴森小枝
主人公のクラスメイトで茶道部部長。一見清純派だけど露出趣味。
好きな相手に脅迫されて感極まって（？）泣き出したり、呼び出された教室のドアに音がしないように油をさしたりどこか間違っているような気がしないでもないがとにかく純情で純愛系。
主人公をほんの少し更正させながらも自分の趣味は守り通したりするしたたかな部分もある。

如月香織
おっとりとしたお嬢様。でも時々鋭かったりもする
一応主人公に脅迫されていはいるのだがあくまでもマイペースなのであんまり脅迫されているようには見えない。丁寧語で猥語というわけのわからない新境地を切り開きながら大胆にＨする。
謎クレープが好物。蜂蜜練乳ワッフルより食べにくそうである。

源理々子
メガネのコスプレ娘。
脅迫されている端でコスプレの元ネタについて嬉々として語り出せるシュミの人。語尾にナリとつけてキャラクターを作っているが年齢的にそれはけっこうイタい。
ハッピーエンドでは主人公を自分の世界に巻きこむことに成功し大喜びである。

根岸レイナ
いわゆるコギャル系。
汚される系のＨが得意技だが、個人的には元が元なのであんまり萌えない。

嘉門アユミ
主人公の口童貞を奪った人物でホームページで痴態をさらすＰ２の奴隷。
しかしその実態は≪ＬＵＶＬＬＡＴＩＯ≫ゲームマスターである。何をどう見こんだのか主人公をこの世界に引きずり込んで人材の調達を手伝わせようとするが、なぜか失敗してアパートで同棲生活に突入したりする。

真田くるみ
義妹。
生意気ながら健気といい味は出しているのだがどういうルートをたどっても主人公のものにならないのが残念。

真田サユリ
義母。
感想としては同上。いちばん身近にある口なのにもったいない。

★感想

本当に洒落にならないくらいフェラチオ一本槍ですが、シチュエーションにいろいろと凝っているのと脳が溶けそうなくらいボイスが頑張っているので凡百のノーマルなHゲームとは比べものにならないくらい実用度は高いです。ちなみにHシーンは一人当たり４～５回程度と若干少な目ですが、その一つ一つがとっても濃くて舌の上でぷるぷるしていて噛み切らないと飲み込めないくらいこってりしているので、これ以上多かったら多分えらいことになったでしょう。シナリオも妙なシチュエーションのわりにわりと見所は多いです。
最初の設定から見ると意外なことですが、実はこのゲーム純愛系です。
うかつに鬼畜な選択肢を選びつづけると誰一人手に入らない饗宴エンドになってしまい、逆に最後で鬼畜を回避するとヒロイン一人とのお互いの性癖を融合させた形でのハッピーエンドを迎えられることからその事は明らかでしょう。
自信を持って送る２０００年度一番のオススメです。

お気に入りシーン：鈴森小枝「ザーメンごっくん部長」

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