壊滅的な話:
「これは、オデッセイブロックのブースタードラフトで起こった出来事です。プレイヤーAは黒赤の速攻デッキ、プレイヤーBは青白の防御型デッキをそれぞれプレイしていました。1−0で迎えた2デュエル目、プレイヤーAはちょっとしたプレイミスで虎の子の《死を食うもの/Mortivore(OD)》を失っていました。このまま膠着状態が続けばプレイヤーBの切り札《玉虫色の天使/Iridescent Angel(OD))》の降臨とともに敗北するだけだと考えたプレイヤーAは《セファリッドの斥候/Cephalid Scout(OD)》の攻撃をあえて耐え手札を溜めに溜め続けプレイヤーBの戦線が延びきったのを見計らって《壊滅的な夢/Devastating Dreams(TO))》を6枚の手札を捨ててプレイしたのです。全てのクリ−チャーが消え、殆どの土地がなくなり再び速攻の時間が来るかと思われました。
ところがプレイヤーAは肝心なことを忘れていたのです。
彼の場では2〜4ターン目に続けて召還したものの相手の戦線が整うとともに役立たずになりすっかり影の薄くなっていた《汚い野犬/Filthy Cur(OD))》が3体ぼーっと涎を垂らしていたことを!」